切削加工とは

切削加工とは?種類や特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説!

切削加工とは?仕組みや種類、用途をわかりやすく解説!

切削加工とは、刃物(切削工具)を使って材料を削り、目的の形状に加工する方法です。機械加工の基本となる技術で、金属やプラスチック、木材などさまざまな材料に適用できます。

特に、精密な寸法精度や滑らかな仕上げが求められる部品加工に欠かせない技術です。

切削加工の仕組み

  1. 工具(刃物)を回転または移動させる
  2. 材料に刃を当て、不要な部分を削る
  3. 目的の形状に仕上げる

→ 削る量を細かく調整できるため、高精度な加工が可能!

切削加工の種類

各加工方法の違いを簡単に説明!

加工方法 主な特徴 加工できる形状 切削工具の動き 材料の動き
旋盤加工 円筒形の加工に特化 円筒・円錐・ねじ 固定した刃物で削る 材料が回転
フライス盤加工 平面・溝・曲面加工が得意 平面・溝・歯車 回転する刃物で削る 材料が移動
ボール盤加工 穴あけ専用の加工機 穴(ドリル穴・ねじ穴) ドリルが回転 材料は固定
マシニングセンタ加工 高精度・自動化が可能 複雑形状・3D加工 刃物が自動で動く 材料が移動

1. 旋盤加工(せんばんかこう)

✅ 円筒形状の加工に特化!

  • 仕組み:材料(ワーク)を回転させ、刃物(バイト)を固定して削る
  • 得意な加工:円筒・円錐・ねじ切り・溝入れ

【用途】

🔹 シャフト、軸、ベアリング、パイプの外径加工

🔹 ボルト・ナットのねじ切り

❌ デメリット:平面加工は苦手

2. フライス盤加工(フライスかこう)

✅ 平面・溝・歯車の加工が得意!

  • 仕組み:刃物(フライス)が回転し、材料を移動させながら削る
  • 得意な加工:平面・溝・曲面・歯車

【用途】

🔹 金型や精密部品の製作

🔹 ギアやカムなどの加工

❌ デメリット:円筒形の加工は苦手

3. ボール盤加工(ぼーるばんかこう)

✅ 穴あけ専用の加工機!

  • 仕組み:ドリルを回転させ、材料に穴を開ける
  • 得意な加工:穴あけ・ねじ穴加工(タップ加工)

【用途】

🔹 ボルト・ナット用の穴あけ

🔹 エンジン部品や電子機器の精密穴加工

❌ デメリット:穴あけ以外の加工はできない

4. マシニングセンタ加工(MC加工)

✅ 自動化&高精度の複雑加工が可能!

  • 仕組み:フライス盤の自動版。プログラムで刃物を制御して加工
  • 得意な加工:平面・溝・穴あけ・3D形状

【用途】

🔹 自動車・航空機部品の高精度加工

🔹 大量生産の部品加工

❌ デメリット:設備コストが高い

5. 歯切り加工

ギアやスプロケット(歯車)の歯を削る加工

専用の工具を使い、精密な歯形を作る

【用途】

  • 自動車のギアや工業用機械の歯車製造

切削加工のメリット・デメリット

メリット

高精度な加工が可能(ミクロン単位の仕上げ)

さまざまな形状に対応できる(円筒・平面・曲面 など)

金属・プラスチック・木材など幅広い材料を加工できる

デメリット

材料のロスが多い(削った部分が廃棄物になる)

加工時間がかかる(特に複雑な形状の場合)

刃物(工具)の摩耗があるため、定期的な交換が必要

切削加工と他の加工方法の比較

比較項目 切削加工 研削加工 放電加工
加工精度 高い 非常に高い 高い
加工速度 速い 遅い 遅い
材料の制約 幅広い材料に対応 硬い材料向き 導電性のある材料のみ
コスト 中程度 高め 高め

まとめ:どの加工方法を選ぶべき?

切削加工は、刃物を使って材料を削る基本的な加工技術で、旋盤加工、フライス盤加工、ボール盤加工、マシニングセンタ加工、歯切り加工などの種類があります。

円筒形の加工が必要なら → 旋盤加工

平面・溝・歯車を作りたいなら → フライス盤加工

穴あけだけなら → ボール盤加工

自動化・高精度な複雑加工なら → マシニングセンタ加工
ギアや歯車の加工 → 歯切り加工

「高精度な部品を加工したい!」

そんな場合は、切削加工の導入を検討してみましょう!