ろう付けとは
ろう付けとは?仕組みや特徴、メリット・デメリットをわかりやすく解説!
ろう付け(ろうづけ)とは、母材(接合する金属)を溶かさずに、「ろう(溶加材)」を溶かして接合する金属接合技術です。はんだ付けよりも高温で作業し、より強固な接合が可能になります。
✅ 母材の形状や性質を変えずに接合できる
✅ 異種金属の接合が可能(銅+アルミなど)
✅ 気密性・耐食性が高く、精密部品に最適
ろう付けの基本原理
- ろう材を母材の接合部に配置
- 加熱(450℃以上)して、ろう材を溶かす(母材は溶かさない)
- 毛細管現象でろう材が流れ込み、冷却後に接合が完了
ろう付けの種類と特徴
① 銀ろう付け(高強度・耐食性)
🔹 特徴
✅ 強度が高く、耐食性が良い
✅ 銅・真鍮・ステンレスの接合に最適
🔹 用途
- 医療機器・電子部品
- 自動車・航空機部品
② 黄銅ろう付け(低コスト・強度あり)
🔹 特徴
✅ 低コストで、銅や真鍮の接合に適している
✅ ガスバーナーで簡単に作業可能
🔹 用途
- 配管・ラジエーターの接合
- 銅製の装飾品・アクセサリー
③ アルミろう付け(軽量部品向け)
🔹 特徴
✅ 低温で接合でき、アルミ同士や異種金属の接合が可能
✅ 腐食しにくく、耐久性が高い
🔹 用途
- ヒートシンク・冷却部品
- 自動車・空調機器
ろう付けと他の接合方法の比較
接合方法 | 強度 | 温度 | 熱影響 | 異種金属の接合 | 主な用途 |
---|---|---|---|---|---|
溶接 | 非常に高い | 1000℃以上 | あり | 条件による | 構造物、車両、プラント |
ろう付け | 中~高 | 450~900℃ | 少ない | 可能 | 電子部品、配管、精密機器 |
はんだ付け | 低い | 約200℃ | ほぼなし | 可能 | 電子基板、配線 |
接着 | 中 | 室温~200℃ | なし | 可能 | 自動車、家電、医療機器 |
ろう付けのメリット・デメリット
✅ メリット
✔ 母材の変形が少ない(熱影響が少ない)
✔ 異種金属の接合が可能
✔ 耐食性・密閉性が高い(配管・冷却部品に最適)
❌ デメリット
✘ 溶接ほどの強度は出ない
✘ 接合にはフラックス(酸化防止剤)が必要
✘ 高温での使用環境では強度が低下する
ろう付けの主な用途
- 自動車・航空機(ラジエーター、燃料配管)
- 電子機器(電極、センサー部品)
- 医療機器(外科用器具、ステンレス製品)
- 冷却・空調設備(ヒートエクスチェンジャー、冷媒配管)
まとめ
✅ ろう付けは、母材を溶かさずに強固な接合が可能な技術!
✅ 異種金属の接合や精密部品の製造に最適!
✅ 溶接よりも熱影響が少なく、気密性・耐食性に優れる!
ろう付けは、自動車、医療機器、電子部品など、幅広い分野で活用されている重要な接合技術です!